生前葬は、今まで関わってきた人たちに感謝し、第二の人生をわがままに生きてゆく宣言をする素敵なパーティーです。
私が亡くなってから行う通夜・葬儀は、誰が自分の関係していた人たちにお知らせするのだろう?
私が関係した人たちを全員分かっているだろうか?急な通夜・葬儀でみなさまのご迷惑にならないだろうか…。
自分の葬儀は自分で取り仕切ることが出来ないため、このような不安がつきません。
そこで70歳を過ぎたら元気なうちに、生前葬のパーティーを催してみませんか。ご自身がこれまで関係してきた方たちをお招きし、ご本人はもちろん、ご招待客にも喜ばれるエンディングストーリーを作ることができます。
生前葬のパーティーは、お世話になった皆さまにお礼を述べることが第一。そして、ご自身が本当に亡くなった時には密葬とし、葬儀は行わないことをご友人やお世話になった方々に宣言することです。
生前葬は一度きりとは限りません。生前葬から10年経ったら、第二の生前葬を行うのもいいかもしれません。
77歳の喜寿を迎え、生前葬を催した。最近オープンしたリゾート風のパーティー会場を貸切りで利用した。
家族がキリスト教だったため、会場に祭壇を作り参列者に献花をして頂いた。当日は牧師さんと讃美歌を歌う聖歌隊によるセレモニーの後、主役のご本人が登場し、一人ひとりに思い出と感謝の言葉を述べられた。
生前葬は厳かに始まり、中盤からは華やかなパーティーとなった。最後にご本人からお礼のご挨拶と、これから長生きする「長生き宣言」そして、今日が自分の葬儀であり、今後自分が亡くなっても通夜・葬儀は行わず、通知のみ発送する旨を皆さまに伝えられた。
依頼者の70歳、古希の誕生日に生前葬を行った。場所はご本人が昔よく遊んだという六本木のクラブ(ディスコ)を貸切った。
ダンスフロア入口に祭壇を設置、お坊さんの読経が流れる中、参列者一人一人のお焼香が終わり、一瞬会場が真っ暗になった瞬間、ダンスフロア上の階段にスポットライトが点灯。同時に強烈なビートの音楽が流れ、階段の上から両脇にバニーガールを従えた主役本人が登場。場内割れんばかりの拍手!
その後、ご本人がマイクを手に各テーブルを廻り、参加者一人ひとりとの思い出を語りながら皆さまに挨拶。歓談の後、会場でダンスを楽しんだり、カジノで遊んだりと、ご本人も参加者も若返ったようだ。そして、ご本人はこれからの自分の人生について語られ、最後に「今日、自分の葬儀は終わったので自分が亡くなったら、通夜・葬儀は行わない。」と宣言、大盛況のうちにパーティーは終了となった。